EA(自動売買ツール)は「プログラムで動くトレーダー」とも言えますが、初心者にとってはそのロジックがブラックボックスに見えがちです。この記事では、代表的なEAロジックを図解しながら、設計の考え方をわかりやすく解説します。
EAロジックの基本構造
EAは大きく分けて以下の3つの処理で構成されています:
- ① エントリー条件(買う/売る)
- ② 決済条件(利益確定/損切り)
- ③ 補助条件(時間制限・曜日・相場環境など)
以下の図は、典型的なEAの流れです:
EAロジック図解
┌────────────┐
│ EAの起動 │
└────┬───────┘
↓
┌────────────┐
│ 相場環境の確認 │
│(トレンド or レンジ)│
└────┬───────┘
↓
┌────────────┐
│ エントリー条件の判定 │
│(例:MAの傾き+RSI)│
└────┬───────┘
↓
┌────────────┐
│ 条件を満たす場合 │
│ → 売買を実行 │
└────┬───────┘
↓
┌────────────┐
│ ポジション保有中 │
└────┬───────┘
↓
┌────────────┐
│ 決済条件の判定 │
│(例:MAクロス、時間制限)│
└────┬───────┘
↓
┌────────────┐
│ 条件を満たす場合 │
│ → 決済を実行 │
└────┬───────┘
↓
┌────────────┐
│ 次のチャンス待ち │
└────────────┘
エントリー条件の考え方
EAの「買い」や「売り」の判断は、複数のインジケーターを組み合わせて行います。
例:買いエントリーの条件
- 移動平均線がすべて上向き
- RSIが30を下回ったあと反発
- ローソク足が長期MAより上にある
このように「複数の条件をANDで組み合わせる」ことで、精度の高いエントリーを狙います。
決済条件の設計
利益確定や損切りのタイミングもEAの重要な要素です。
例:決済条件
- ローソク足が長期MAを下抜けたら決済
- 金曜日の米国市場終了前に強制決済
- 利益が一定pipsに達したら利確
図で見ると、エントリーから決済までの流れが明確になります。
補助条件の工夫
EAは「相場環境に応じて動かす/止める」判断も重要です。
- 時間帯(ロンドン時間のみ稼働)
- 曜日(週末は停止)
- 経済指標発表前は停止
これらはEAの安定運用に欠かせない“補助ロジック”です。
まとめ:図解で見えるEAの思考回路
EAは「条件を満たしたら機械的に動く」ツールですが、その裏には人間の思考をロジック化した設計があります。図解を通じて、EAの判断プロセスを視覚的に理解することで、初心者でも「なぜこのタイミングで売買するのか」が見えてきます。
今後は、Copilotを使ったEAロジックの自動生成や、複数ロジックの比較図も紹介していく予定です。EA設計に興味がある方は、ぜひ次回もチェックしてみてください。