SteadyClimb EAとは?レンジ相場に強い安定型ロジックのEA紹介

EAロジック・開発記録

SteadyClimb EAは、以前紹介した「Pinball EA」のリスク調整版として設計された自動売買ツールです。EURUSDの15分足を対象に、レンジ相場で安定的に利益を積み上げることを目的としています。

特徴と設計思想

対象通貨ペア:EURUSD(15分足)

レンジ相場に特化:世界的に流通量の多い通貨ペアで、ボリンジャーバンド内の反発を狙う

エントリー

①ボリンジャーバンド

 短期の移動平均線のボリンジャーバンドタッチで逆張りエントリー条件にしています。例えば-2σのラインにタッチでロングエントリーです。

②移動平均線

 長期の移動平均線とローソク足の位置関係をエントリー条件とします。長期平均線よりもローソク足が上にあればロングエントリー条件です。

①と②の二つの条件をともに満たした際にエントリーをします。

決済

 長期平均線とローソク足がクロスしたら決済します。

 金曜日のアメリカ相場時間終了前に全ポジション決済します。

バックテスト結果

ロット : 0.01

期間 : 2015/1/1~2025/06/30

勝率は約50%ですので、平均損失が若干プラスで少しずつ利益を伸ばしていくイメージです。

エントリー回数が738回と10年間にしては少ないです。

ドローダウンは計測期間内でもほとんどなかったので証拠金と相談ですが、ロットを大きくしてもよいかもしれません。

注意事項と運用のコツ

トレンド相場に弱い:一方的な相場では損失リスクが高まるため、EA停止も検討

レンジ環境の見極めが重要:長期足での相場確認を推奨

ロット調整の余地あり:ドローダウンが少ないため、証拠金に応じてロット増加も可能

フォワードテスト結果<実績>

リリース間もないため後日アップデートします。

まとめ:SteadyClimb EAは“コツコツ型”の安定運用EA

SteadyClimb EAは、レンジ相場に強いロジックを持ち、安定的に利益を積み上げることを目指したEAです。勝率約50%、ドローダウンほぼゼロという設計は、初心者にも扱いやすく、長期運用にも適しています。

一方で、トレンド相場ではリスクが高まるため、相場環境の見極めとEA停止判断が重要です。レンジ相場での運用に特化したEAとして、ポートフォリオの一角に加える価値は十分にあるでしょう。

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